ポケットの中の遺留品(3)
ワイドスクランブル03/23放送の3
(00:28-- スタジオへ)
寺崎氏「えー、いろんなことを考えてしまって、背筋が寒くなってくるんですが・・。ライブドアの前社長・堀江被告とも親しくしていた、エイチ・エス証券の副社長・野口英昭さんが亡くなられて2ヶ月が過ぎようとしています。」
大下氏「今日のゲストは、ライブドア問題の取材を続けている、ジャーナリストの須田慎一郎さんです。よろしくお願いします」
須田氏「よろしくおねがいします」
寺崎氏「今回はですね、野口さんの妻が、初めて、夫の遺留品を前に、疑問点を訴えたんですが・・」
三井氏「ハイ。今でもどうしても、奥さんは自分のだんなさんが自殺したということが信じられない、と。そういった強い思いから初めて遺留品を僕らに見せて下さったわけなんですけども。今回奥さんが新たに発見した事実と、疑問に感じた点がこちらなんです。」
(画面「野口さんの妻が新たに発見したこと…」)
一番目。夫のコートやスーツのポケットから、針葉樹の枝葉の一部がかなり多量に見つかりました。そして、新品のコートのボタンが2つ取れていた。これは、かなりしっかりと縫い付けられていたはずのものが、2つ完全に取れているんですよ。そして3番目が、磨いたばかりのご主人の靴が泥だらけだったと・・いうことなんです。で、そのポケットの中に入っていた物体というのが実は、こちらなんです。」
寺崎氏「これ現物なんですか?」
三井氏「ハイ。現物をお借りしてきました。はい。で、これはいったい何だろうか? 何なのだろうか? ということになるわけなんですけれども、それを聞いてきました。それがこちらですね。」
(画面。「農学博士の吉田彰氏によると…」)
三井氏「農学博士の吉田彰さんに伺いましたところ…、『ヒノキ科の植物が多く含まれている』と。少なくとも2種類以上混ざっているようだ、と。これらは地面に落ちているものだったと。要するに緑色で、ちゃんとこう・・」
寺崎氏「ついているものではなくて・・」
三井氏「・・枝についているものではなくて、下に(地面)落ちていたものだったと考えられるので・・。要するに雑木林などで寝ころんだりしなければ、そんなに何カ所もポケットに入るということは考えられない。つまり、その、しっかり縫い付けられているはずのボタンが取れていたり、こういったことを考えますと、あくまでこれは推測の域を出ないんですけども、山の中でこう引きずり回されたりするような状況下に、一時期、あったのかな? という疑問が出てきたわけなんです。」
寺崎氏「これ須田さん、大変にまあ、不自然さを感じるんですけれども・・。これどういうふうに考えたらいいんでしょうかね?」
須田氏「まあ、100%偶然に入ったとは、とても考えられませんよね。ですから野口さんが意図的に入れたのか、あるいはそういう状況・場面、先程三井さんいわれたように、引きずり回されたという状況が、考えられるんじゃないかと思いますよね。」
寺崎氏「これ(服類)はつまり、遺体といっしょに、あとから警察から渡されたということになるわけなんですけれども。つまり沖縄に持っていった・着ていった、というふうに考えられますよね。時期がこれ非常に、・・」
三井氏「いつ、ポケットの中に入ったのか?ということになるわけなんですけれども。奥様からの証言、あるいは野口さんの足取りから考えてみますと、まずこの3つの時間帯が可能性として考えられる。ひとつは、沖縄で亡くなっているのが発見される前日、夕方5時半に、電話で奥さんに「これから帰るから」と言ったにもかかわらず、自宅に戻りませんでした。次の日の早朝までのこの空白の時間。あるいは18日に沖縄へ着きました。そしてホテルへチェックインする前に、新都心へ寄っておられるようだ。この時間帯、わずかな時だったのか? あるいは、ホテルへチェックインしたあとで買い物へ出かけてますよね。ということになるんですけれども、この時には、コートは着ていってませんので、この時間帯ではないだろうな、と考えられます。」
寺崎氏「須田さん、沖縄の空港に着いて、新都心行ったかどうか、これははっきりとはわかりませんが、その後、国際通り沿いのホテルへ行っていると、・・。この辺でですね、いわゆるヒノキの針葉樹と・・と何かその接触あるような場所って、考えられるんでしょうか・・現地取材されてらっしゃいますよね?」
須田氏「私もですね、沖縄取材をしてるんですが、野口さんが沖縄へついてから、自殺をされるまでね、その間、植物が入るというような状況というのは、ありえないんですよね。そうしますと、今ここに映っている「空白の時間」というのが、ひとつポイントになってくると思うんですが・・。5時47分に東京駅からタクシーに野口さん乗っているんですが、泥酔状態で乗っているんですね。で、私もですね、東京駅周辺の、朝までやっている飲食店を、全部しらみつぶしに当ったんですが、野口さん来たお店というのは無いんですよ、実を言うと。ですから、どっか別の場所で、そういう状況にあったのかな。そうすると、この空白の時間の足跡は全く辿れない状況になっている。何かトラブルが発生したんじゃないかなぁというふうな感じがしてなりませんね。ここはね。」
寺崎氏「あの、細かい話で言いますと、ホテルにチェックインしてから買い物にでていますけれども、この時っていうのは、沖縄の温度も考えますと、コート着てでているわけではないですよね。」
須田氏「そしてもう、繁華街ですから、そういう樹木と接するような状況ではないですよね。下に落ち葉なんか落ちてませんし・・。その辺私もチェックしてますし、そういった状況というのは、ありえなかった、と思いますね。」
寺崎氏「北野さんは、この・・不思議な状況をどういうふうに受け止めますか」
北野大氏「ねぇ。たしかに靴についた土とかね、落ち葉とか、まあ、ボタンが取れたとかね。たしかに、なんかはっきりしないですよね。ただ家族の気持ちとしては、やっぱり「亡くなってしまった」という事実はもう覆らないにしても、夫が何を考えてたのか、何を悩んでたのかっていう、そこをなんとか知りたいという気持ちがあるわけですよね。ですから、警察としてもね、できるだけ家族のそういう気持ちを汲んで、捜査をしてね、あげるっていうか、そういうのが必要でしょうね」
寺崎氏「川村さんこの件については、警察サイドは『自殺である』ということですねよ。」
コメンテータ・川村晃司氏「まあ、しかし、今のいろんな経過を見ていくと、死体や遺品が、物語っている謎っていうのはですね、ますます深まっている部分はあると思うんですね。それに対して、遺品をきちんと、ご家族に返すときに、警察も全部ほんとはそういうのをですね、中に何が入っているのか、例えばお金が入っているかもしれないし、すべて調べていたのかどうか? そしたらそこで、あー、こういう木くずのようなものが入っていると、そういうことを含めて捜査の手がかりになるわけですし、またそのクリーニング屋さんも場合によっては、そういう何か(ポケットに)金品のようなものが入っているかもしれない、忘れ物があるかもしれないということで、クリーニングする前に調べるところもあるんですね。そういうところからもふくめて、全体的にまだ謎が多すぎるって感じがしますね。」
寺崎氏「ハイ。」
寺崎・大木氏「須田さんありがとうございました」
(00:34終了)
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